オンラインの生徒さまもそうなのですが、よく生徒さまが上手く形を作れないことを気にされることがあります。
「ヒビが入っちゃった~!」
「私のパンなんか不格好なんです。」
「しずく型が上手く作れません。」
コレ全部問題ありません♡
回数を重ねれば必ず上手になります。
何個つくられました?ってお聞きすると 「2つです。」「1つです。」
それは・・・そうです💧
形は、少し練習すればすぐ上達されますからご安心くださいね♡
もちろん練習は必要ですからぜひご自身のペースで練習してくださいね♫
難しい成形を最初からすることはまずありません。
何度も様々な場面でお話ししていますが、ミニチュア粘土は、
・丸める
・棒状に伸ばす
・雫形にする
・薄く伸ばす
・伸ばす
こういう単純な工程の組み合わせで可愛い作品が誕生します。
だから思っていらっしゃる以上に簡単にご制作いただくことができるんです。
それよりも気にかけていただきたい欲しいポイントがあります。
それは、「色」です。
色を意識して丁寧にご制作されると、全体の完成度があがってきます。
ミニチュア粘土の色付けは、無着色の粘土にアクリル絵の具を混ぜて色を作ることがほとんどです。
もちろん乾いた粘土に後から色付けするということもあります。
ベースとなる色づくりをすることに是非手をぬかないでくださいね♡
具体的には、作品全体の色を考える・バランスを考える・トーンを合わせるなどです。
また作品の幅や奥行き感を出すために、色をくすませたり、また透明感を出させたり、微妙な変化をつけることもポイントとなってきます。
また全体のまとまり感のある色で作ると世界観を出しやすくなります。
例えば、↑ ↑ ↑の作品は、何色の作品でしょう?ってもし10人に聞いたとしたら10人が「ブルー」って答えられますよね♡
色が左右する世界観 一言でいえるような色の世界
実は、写真の世界でもモノの撮影をする時、色の多色使いよりも「例えばこの画像はピンク」などと一言といえるような写真だとまとまり感が生まれると言われています。
もちろん目的によって、カラフルな色を使うことは、いいのです。
その場合は、トーンを合わせたり・全体のまとまり感を意識されるといいです。
色づくりって実は地味な作業で作品の完成度にあまり関係ないと思われる方が多いんですが、完成度に大きく影響するんです。
多少形が不細工だって…色にこだわって作られたものは完成度が高くなります。
微妙な色の違いを表現する
同じグリーンでも本物のグリーンの色って微妙に違いますよね。
お花の黄色だって微妙にお花によって異なってきます。
微妙な違いを粘土の色で再現できるように色づくりをしてみてくださいね。
「どうせ緑なんだから同じ色でいいよね~♡ こっちも面倒だから同じ色にしちゃおう!」
なんてことは、気をつけましょうね♡
葉っぱのグリーンは、全部同じ色。お花の色もピンク色は同じ なんてしてしまうと短調な仕上がりになってしまいノッペリとしてしまいます。
気にするのは、まずは「形」づくりよりも「色」です♡
形はやり直しができるけど、色は形を作ってしてからだと、なかなかやり直しができないでしょ。
ぜひ面倒くさがらずに丁寧に時間をかけてこだわってみてくださいね。